福岡県宗像市の大島近くの海上で海上自衛隊の掃海艇から火が出ました。1人が船に取り残されていて、福岡海上保安部が救助にあたっています。

 福岡海上保安部によりますと、宗像市の大島から2キロメートルほど北側の海上で10日午前10時前、「エンジンルームで火災が発生。1人が取り残されている」と海上自衛隊の掃海艇「うくしま」から、救助要請がありました。

 福岡海上保安部の巡視船などが現場に急行して消火活動にあたり、通報からおよそ4時間後に鎮火されたといいます。

 「うくしま」の乗組員38人のうち、1人が煙を吸って病院に搬送されたほか、現在、エンジンルームに取り残された1人の行方を捜索中だということです。

 掃海艇は、機雷を取り除く任務にあたる船で、うくしまは木造だといいます。

 出火の原因は分かっていません。

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