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 「不快に思う方がいたのならお詫び申し上げます」。文藝春秋への訴えを取り下げ謝罪したダウンタウンの松本人志さん。今後の活動はどうなるのでしょうか。

■松本人志さんコメント発表

松本人志さん この記事の写真

 週刊誌の記事を巡る裁判で8日、松本さん側が訴えを取り下げたことが分かりました。

松本さんのコメント 吉本興業ホームページに掲載された松本さんのコメント
「これまで松本人志は裁判を進めるなかで関係者と協議等を続けてまいりましたが、松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました。そのうえで、裁判を進めることで、これ以上多くの方々にご負担・ご迷惑をおかけすることは避けたいと考え、訴えを取り下げることといたしました。松本において、かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます。尚、相手方との間において金銭の授受は一切ありませんし、それ以外の方々との間においても同様です。この間の一連の出来事により、長年支えていただいたファンの皆様、関係者の皆様、多くの後輩芸人の皆さんに多大なご迷惑、ご心配をおかけしたことをお詫びいたします。どうか、今後とも応援して下さいますようよろしくお願いいたします」

 不快な思いをさせたことについての謝罪でした。

■吉本興業コメント発表

吉本興業のコメント

 松本さんに続いて、吉本興業側も「弊社といたしましては、関係各所およびファンの皆様にご心配とご迷惑をおかけしましたことを改めてお詫び申し上げます。松本人志の活動再開につきましては、関係各所と相談の上、決まり次第お知らせさせていただきます」とコメントを発表しました。

■週刊文春コメント発表

週刊文春のコメント

 週刊文春は「本日お知らせした訴訟に関しましては、原告代理人から心を痛められた方々に対するお詫びを公表したいとの連絡があり、女性らと協議のうえ、被告として取り下げに同意することにしました。なお、この取り下げに際し、金銭の授受等が一切なかったことはお知らせのとおりです」とコメントしています。

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■裁判終結へ…芸能活動の再開は?

■裁判終結へ…芸能活動の再開は?

ある条件とは

 松本さん側と発行元の文藝春秋側の間に何があったのでしょうか。

テレビ朝日社会部(司法担当)吉田遥記者
「今年3月に始まった裁判ですが、双方の主張が真っ向対立していました。ところが、今年夏以降、訴訟手続きを進める一方で、双方は裁判の外でも話し合いを続けてきましたが、文藝春秋側が松本さん側にある条件を出していました」

 松本さん側に出された条件を巡ってなのか、話し合いが決裂したこともあったといいます。

なぜ取り下げ?

 週刊文春の記事で名誉を傷つけられたとして賠償を求める裁判が続いていた、お笑いコンビ・ダウンタウンの松本さん。8日、なぜその訴えを取り下げたのでしょうか。

吉田記者
「一番は『次の活動を見据え、これ以上裁判を長引かせたくない』という松本さん側の考えです。実は夏ごろから和解に向けた水面下での交渉が続いていました。ただ、文藝春秋側が求めた条件として『謝罪』というものがあったんですが、それがのめず交渉は難航していました。『このまま裁判を続けていても、長期化は避けられない』と判断し、今回取り下げという形で幕引きをはかりました。松本さん側は飲み会に行ったこと自体は認めた上で、『不快な思いをした人がいるのなら申し訳ない』と謝罪をしています。一方で、性加害の事実に関しては『直接的な証拠はない』としています」 松本氏のコメント
「松本において、かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で、不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます。尚、相手方との間において、金銭の授受は一切ありませんし、それ以外の方々との間においても同様です。どうか今後とも応援して下さいますよう、よろしくお願いいたします」 活動再開は?

 これで終結する見通しとなった裁判。今後、松本さんは芸能活動を再開できるのでしょうか。

吉田記者
「松本さんは活動再開を模索しているとみられます。今回の取り下げの条件をみても、事実関係の認定は避ける形を選んだ。あとは復帰に向けて世論がどうみるか、事務所側と見定めながら判断することになりそうです」 この記事の写真を見る
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