8日は今季一番の冷え込みとなりました。北海道ではマイナス10.5℃を記録。都内でも急な寒さに暖を求め、ホカホカの焼き芋に人が殺到です。

■今季最大の積雪も 雪かき“悪戦苦闘”

 雪かきに追われる季節がやってきました。

雪かきをする人
「重たいんだよ、この雪がさ。やっぱり水分を含んでいるから気温が下がってくると凍っちゃう。だから大変なのさ」

 7日、11月上旬としては4年ぶりに雪が積もった札幌市。一夜明けた8日朝、公園では雪景色と紅葉が一緒になる不思議な光景が広がります。

■秋を通り越して一気に冬?

 積雪は6センチに。11月上旬までに5センチ以上積もるのは実は8年ぶりです。8日の最低気温は今シーズン最低となる0.4℃と氷点下に迫る厳しい寒さです。

 凍って重くなった雪に人々は四苦八苦しています。

除雪をする人
「重たい。重たい。この除雪機で やっとこすっとこ(やっと)だから」

■雪×紅葉 外国人客も大絶賛

 観光地・小樽では、7日夜から8日朝にかけて今シーズン最大の積雪を記録しました。

 運河では、寒い季節をロマンチックに彩る冬の風物詩、イルミネーション「青の運河」が始まっています。青白い光と蔦紅葉(つたもみじ)の赤。まばゆい2色のコントラストが観光客を魅了します。

 8日の最低気温は1.5℃。外国人観光客も大勢、訪れています。

オーストラリアから来た人
「とても美しい。本当に素敵な所。ただ、凍えるような寒さ。とっても寒い。私が住んでいる所ではここまで寒くないから重ね着している。雪も初めて見たので、本当に特別」

 小樽運河を巡るクルーズ船。運河沿いの紅葉などを眺める40分の船旅。小樽運河に架かる橋の下を頭上すれすれで通り過ぎていきます。カメラを構える先には冠雪した山々など、雄大な自然も広がっています。

広島から来た人
「紅葉しているのに冬みたいな寒さ。山も雪が積もっていて、もう冬ですね。めちゃめちゃ寒い」

■関東も今季最低 「けあらし」出現

 関東でも各地で今シーズン一番の冷え込みに。水鳥が羽根を休めるのは、水戸市の千波湖です。冬を告げる幻想的な景色「気嵐(けあらし)」が出現しています。

 水戸市も今季最低の3.1℃を記録。息だけでなく熱を持った体からも湯気が出ています。

■ホカホカ“焼き芋”に長い列!

 あつあつ、ほくほくの焼き芋。止めどなくあふれる湯気が、寒さに慣れていない人々を誘います。東京・中野区で開催している「やきいもフェス」です。

 お目当ての一つは「塩バターブリュレ焼き芋」です。焼きいもに、たっぷりの砂糖を乗せ、バーナーで固めます。さらに、岩塩をふりかけてバターを溶かしたら完成。甘さ、塩味、うま味が組み合わさった焼き芋の三重奏です。

 3種のチーズとレモンハチミツ、特製ドレッシングを合わせた「ハニーチーズ焼き芋」も人気です。

30代の人
「めっちゃおいしい。甘いけどしょっぱくて、ピザっぽい感じ。最高です」

 9日の朝も東日本や西日本では気温一桁台の寒さが続くので、防寒対策が必要です。

▶テレ朝天気

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