「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家が殺害された事件で、被告人質問に立った須藤早貴被告(28)。須藤被告は法廷でどのような様子だったのでしょか。和歌山地裁から報告です。

 (佐藤慎記者報告)
 須藤被告は黒のスーツに大きめのマスク、特徴的な長い髪で出廷し、およそ2カ月ぶりに法廷で証言をしました。

 証言について初公判の時はかなり小さな声で聞き取りにくいと感じましたが、8日は小さいながらもはっきりとした口調で落ち着いて応じていました。

 一方で時折、食い気味に答えたりする場面もありました。

 (Q.被告人質問にはあと2日残っているが、今後のポイントは?)
 重要ポイントとしては、事件当日の覚醒剤を接種したと推定される時間に野崎幸助さんと須藤被告の2人しかいなかったとされていますが、須藤被告はここをどのように説明していくのかが注目されます。

 今後は検察側からの質問も予定されていて、決定的な証拠がないなか、どのように殺害したことを立証していくのかというところがポイントになります。

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