「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家の男性が殺害された事件の裁判で、被告人質問が始まり、元妻は出会った初日に「100万円をもらい結婚してくださいと言われた」と話しました。
須藤早貴被告(28)は2018年5月、夫だった野崎幸助さん(当時77)に和歌山県田辺市の自宅で致死量の覚醒剤を摂取させ、殺害した罪に問われています。
これまでの裁判で検察側は、「被告が財産目当てで結婚し、遺産を得るために殺害した」と主張し、須藤被告は「私は殺していません」と無罪を主張しています。
今月8日の被告人質問に黒のスーツ姿で出廷した須藤被告は、弁護側から野崎さんとの出会いについて聞かれ、出会った初日に「100万円を渡され、結婚してくださいと言われびっくりしました」と話しました。
被告人質問は8日を含めて3日間予定されていて、事件当日の経緯などをどう説明するのか注目されます。
判決は来月12日に言い渡される予定です。
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