福岡市と市教育委員会は26日、女子中高生らを買春したり、その様子を撮影したりしたとして市立中教諭の野上勝史被告(48)=不同意性交等罪などで公判中=を懲戒免職処分にするなど職員3人の処分を発表した。市立こども病院を運営する市立病院機構も同日、部下にパワーハラスメントを繰り返したとして、同院の課長級職員(45)を停職1カ月の懲戒処分とした。
市教委などによると野上被告は2023年1月~24年1月、SNS(ネット交流サービス)で知り合った女子中学生ら計5人に現金を渡し性的行為をした。不同意性交等罪などで逮捕・起訴された後、児童買春・ポルノ禁止法違反などの容疑で追送検された。市教委の聞き取りに「(被害女性は)同じ学校の生徒や、過去に指導した生徒ではない」と話したという。
知人女性の車にGPS(全地球測位システム)を装着し、繰り返し位置情報を取得するストーカー行為を繰り返した市立中の学校用務員(39)、知人宅の脱衣所にスマートフォンを設置して女性の性的な画像を撮ろうとした水道局西部管整備課の男性職員(32)もそれぞれ免職とした。【竹林静】
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