五島列島で焼け跡から遺体が見つかった火事、放火の可能性が浮上しています。

■81歳男性が不明“目撃者”語る

 火の手が上がったは25日未明。

初期消火した人
「午前3時半すぎか。網戸をたたいて『起きろー!』と、『火事じゃ!』と」

 焼けたのは住宅2軒で、住んでいたのは全員、親戚関係でした。

 一方の建物からは身元不明の1人の遺体が見つかり、そこに住む竹山茂雄さん(81)と連絡が取れていません。

 もう一方の建物には茂雄さんの弟とその三男らが住んでいて、火事を通報したのは、その三男でした。

通報者 茂雄さんの甥 隣家の三男
「自分が気付いたのが夜。叫び声と爆発音でパンパンパン。その時に外からハンマーを持って、窓ガラスをたたき割るところを目撃して。何か、ガソリンのような火が広がるようなものを投げ入れられたんじゃないかと」
「(Q.窓ガラスをハンマーで割られ、そこから投げ込まれた?)はい、そこから火が広がっていった」
「(Q.動機など心当たりは?)あります」

■五島列島“死亡火災”は放火か

 燃えた2軒は土地の境界線を巡るトラブルになっていて、火事の前日にも話し合いが持たれたものの、物別れに終わっていたといいます。

初期消火した人
「(Q.連絡が付かない茂雄さんはどんな人?)船乗り」
「(Q.トラブルは?)いや〜家族のことだから俺たちは…」

 警察は「放火の可能性が高い」としていて、付近の防犯カメラの映像を確認するとともに、遺体の身元の確認を急いでいます。

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