■富士山やっと冬の姿に
きのう(火)からの雨が、富士山の山頂では雪となり積もりました。6日(水)朝は、静岡県側から富士山の雪化粧した姿が確認されています。今後、山梨県側でも富士山頂の雪が確認されれば、甲府地方気象台から初冠雪の便りが届くことになりますが、甲府側の山肌には雪が積もっていないという情報もあります。
今年の高温は地上だけでなく、富士山の山頂にも影響しました。130年前の1894年に観測を開始して以来、最も遅い初冠雪となることが確定していますが、その記録がさらに遅くなるかもしれません。
【富士山の雪化粧】
■今夜から北海道は平地も積雪
富士山の雪化粧を皮切りに、全国的に季節が前進します。今夜から師走並みの寒気が流れ込み、北日本では雪エリアが広がる見通しです。北海道は市街地でも今シーズン初めて雪が積もる所が多く、青森や盛岡など東北北部からは初雪の便りが届きそうです。
北海道を中心に8日(金)頃にかけて雪が降りやすく、路面状況の悪化や凍結が心配されます。シーズン初め、車の運転や歩行中の転倒などに十分ご注意ください。
【雨雪予想】
■あす(木)東京地方、近畿地方で木枯らし1号か
あす(木)は西高東低、冬型の気圧配置が予想されています。全国的に北西の季節風が強まる予想で、東京地方や近畿地方では木枯らし1号の発表があるかもしれません。寒気の影響で気温もあまり上がらず、さらに冷たい北風が寒さに拍車をかけそうです。体調を崩さないようにお気を付けください。
7日は冬型の気圧配置 北日本は雪、近畿地方と東京地方で木枯らし1号か ところで、気象台が発表する「風」には、晩秋〜初冬に吹く「木枯らし1号」と、冬〜春に吹く「春一番」がありますが、それぞれ意味合いが異なります。
「木枯らし1号」は季節感を伝えるのが目的で、発表対象地域は東京地方と近畿地方だけです。一方、「春一番」は防災的な意味合いが強く、発表地域も九州から関東にかけての広範囲となっています。
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