「ニュースカレンダー」今週、気になるキーワードは『熱』です。
■ロシア 北朝鮮兵 投入? 戦線“過熱”
泥沼の消耗戦が続くウクライナ情勢。ロシア軍の死傷者が60万人以上に達し、ロシアの兵士不足が指摘される中、北朝鮮の動きに注目が集まっています。
(中谷元防衛大臣)「北朝鮮の兵士がロシア東部へ派遣され訓練を行っているものだと考えております。」
北朝鮮軍の特殊部隊「暴風軍団」がロシア入りしたというのです。
これは韓国のメディアが「暴風軍団」とみられる特殊部隊と指摘している写真です。丸太でブロックを叩き壊す様子や、ハンマーでお腹の上のコンクリートを壊す様子などが映し出されています。さらに韓国の国家情報院は北朝鮮軍のミサイル技術者もロシア入りしたとの見解を発表。
北朝鮮軍が実戦経験を積むことが懸念されています。しかしリトアニアの公共放送は…
(リトアニア公共放送局「LRT」)「北朝鮮とウクライナの部隊との接触で1人を除いて全滅した」
北朝鮮兵がロシア語を話せないため現場が混乱していると指摘。
また韓国メディアも派兵された大半が10代から20代の若い兵士だと報じています。
「もう疲れたよ」
ゼレンスキー大統領は、北朝鮮軍の動向について…
(ゼレンスキー大統領(韓国KBSから))「(北朝鮮兵士の交戦は)数日のうちに発生する可能性が高い」
死傷者は事実ではないとしたものの、北朝鮮兵の動向を把握しているとして、警戒感を高めています。
ウクライナ側は朝鮮語で動画を作成。
(北朝鮮兵に向けたウクライナ側の宣伝映像)「収容所には広々とした暖かい部屋が用意されています。そして毎日3食、肉、野菜、パンなどの食事が用意されています。」
朝鮮語の宣伝映像を作り北朝鮮兵に投降を呼びかけています。
■国民・玉木代表に政界“熱烈”オファー
国内で熱い視線を浴びているのが…
複数の記者を引き連れ歩くのは国民民主党の玉木雄一郎代表
(国民民主党 玉木雄一郎代表)「いいよいいよいいよ。場所だけちゃんと選ぼう。わたし向こう行ったほうがいい?」
今、政界で一挙手一投足が注目される政治家です。
「玉木!玉木!玉木!玉木!」
玉木代表率いる国民民主党は、衆院選で公示前の4倍となる28議席を獲得。与党過半数割れとなった政界のキャスティングボートを握るキーパーソンとして存在感を高めています。
(国民民主党 玉木雄一郎代表)「新しい政策決定意・意思決定のルールが模索される時代に入った。新しいルールメイキングに国民民主党が果たす役割は大きいし、果たしていかなければいけない」
そんな玉木代表が訴え続けてきたのが…
(国民民主党 玉木雄一郎代表)「みなさんの手取りを増やす」
「皆さんの、あなたの手取りを増やす」
「手取りを増やす」経済政策です。
11日、石破総理と党首会談を行う予定の玉木代表。“手取りを増やす”政策実現ため、「103万円の壁」の引き上げなどを協力の条件とする中、3日、民放の番組で、「年末の税制改正に入れてほしい」と、与党に求めました。
(国民民主党 玉木雄一郎代表)「(“103万円の壁”の引き上げを)まったくやらないということであれば当然、我々協力できませんから。その時は(与党が)過半数に届いていないわけですから、予算も通らない、法律も通らない、以上。ということだと思いますね。」
玉木代表は所得税がかかり始める年収のボーダーラインを103万円から178万円に引き上げるべきと訴えています。パートやアルバイトの“働き控え”を防ぐだけでなく、基礎控除の金額が上がり所得税が減るため、働く全ての人に減税効果があるのだといいます。一方で懸念も…
(林 官房長官)「機械的に計算いたしますと、国地方で7から8兆円程度の減収と見込まれます。」
林官房長官は「103万円の壁」を引き上げた場合の試算を発表。8兆円程度の減収と見込まれる上、高所得者ほど減税の影響が大きいと説明しました。
(国民民主党 玉木雄一郎代表)「財源をどうするんだという議論がありますけど、逆に7兆円がまさに、手取りが増えるわけですから。そういったところをトータルに見て考えていかないと。」
11月3日『有働Times』より
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