ヒマラヤ山脈のネパールの未踏峰に初登頂した大学山岳部の登山隊が1日、成田空港に到着しました。メンバー5人は登頂の喜びとともに「生きて日本に戻って来られたことがうれしい」と話しました。

 先月12日午後0時すぎ、標高6524メートルの未踏峰「プンギ」に世界で初めて登頂した青山学院、中央、東京、立教の大学山岳部に所属する学生5人が今月1日に帰国しました。

立教大学4年 中沢将大さん
「最高でしたね。これに懸けてきた思いはすごく大きかったので、登頂した瞬間はうれしかったです」

青山学院大学4年 井之上巧磨さん
「やっぱり全員で生きて元気に日本に戻って来られたことがうれしい」

 1回目の頂上へのアタックは6000メートルの稜線上の岩場に阻まれて退却しましたが、2回目のアタックで初登頂に成功しました。

中央大学3年 芦沢太陽さん
「周りをヒマラヤの山々に囲まれて、自然の偉大さというかヒマラヤの雄大さを感じた。登頂直後は本当に登れたのかなというのが、日が経つにつれてどんどんうれしさが増してきた」

東京大学4年 尾高涼哉さん
「高山病の高所順応がうまくいってなくて、ずっと気分が悪くて、ほとんどご飯も毎日お湯しか飲めないみたいな時期があり、それが一番つらかった。また2年後くらいにヒマラヤの高い山に登りたいなと思っている。とりあえずは大学卒業が目標になる」

立教大学4年 横道文哉さん
「(登頂後の)下山時が体力的に厳しくて、途中で大丈夫かな、ちょっとボーッとしてしまい大変だった。(日本に無事に戻り)色んな支援して下さった方とか家族とか、感謝の気持ちを伝えたい」

 今後はそれぞれの大学の山岳部で後輩の指導にあたるとともに、新たな挑戦に向けてさらなるレベルアップに努めるということです。

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