25日午前3時45分ごろ、長崎県新上五島町青方郷の民家から出火。木造2階建て住宅2棟を全焼し、焼け跡から1人の遺体が見つかった。住人の無職、竹山茂雄さん(81)の安否が確認できず、新上五島署は遺体が茂雄さんの可能性があるとみて身元を調べている。
新上五島署などによると、全焼したのは茂雄さん方と隣に住む親類の無職、竹山博さん(79)方。博さん方にいた40代の三男から「家が燃えている。放火です。人が立ち去った後に燃え出した」と110番があった。出火当時、茂雄さん方には茂雄さんと親族の50代女性、博さん方には博さんと三男がいたが、茂雄さんを除く3人は逃げて無事だった。
同署は三男の目撃情報から放火の可能性もあるとみて、現住建造物等放火容疑も視野に捜査している。
消火活動に参加した近所の男性は「燃えた家の人たちとはあいさつする仲。トラブルがあったとは聞いていない」と話した。【川島一起、百田梨花】
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