アメリカ製の早期警戒機に関する「特別防衛秘密」を漏らしたとして、秘密保護法違反の罪に問われた元航空自衛隊幹部の男が初公判で起訴内容を否認しました。
航空自衛隊の1等空佐だった菅野聡被告(63)は2013年、埼玉県の入間基地でアメリカ製の早期警戒機「Eー2D」の性能などに関する「特別防衛秘密」を航空機関連商社の社員に漏らした罪に問われています。
30日に東京地裁で開かれた初公判で、菅野被告は「私は無罪です」「特別防衛秘密の入ったファイルを他者に受け渡したこともない」と起訴内容を否認しました。
検察側は冒頭陳述で「菅野被告が航空機関連商社の社員にEー2Dに関する説明をしたうえで、性能データの入ったUSBメモリを提供した」と指摘しました。
次回は来月26日に証人尋問が行われる予定です。
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