千葉県市川市の強盗事件で公開手配されていた容疑者。髪の毛の色を変え逃走していましたが、28日に都内で確保され、午後に逮捕されました。
■市川“強盗致傷”公開手配の男逮捕
指示役逮捕へ。その一歩となるのでしょうか。
金髪だった髪の色をうっすら茶色がかった黒に染め、パーカーにバッグを持つ男。
指名手配されていた久保田陸斗容疑者(21)。久保田容疑者の身柄が28日、都内で確保され逮捕されました。
今月17日、市川市で起きた強盗致傷事件。
警察によりますと、久保田容疑者は市川市の住宅に住む50歳女性に重傷を負わせ、軽自動車を奪うなどした疑いが持たれています。
関与が疑われる事件は、もう一つあります。
市川市の事件が起きたのが今月17日。その数日前、15日ごろに起きた横浜市内の強盗殺人事件。青葉区の防犯カメラにも久保田容疑者と背格好がよく似ている男が映っていたということです。
警察は久保田容疑者が青葉区の事件に関わった後、続けざまに市川市で犯行に及んだ可能性も視野に捜査しています。
■指示役逮捕へ 操作の糸口は?
では、“指示役”の逮捕につながるのでしょうか。元埼玉県警の佐々木さんは一連の事件を巡り、指示役の“焦り”を指摘しています。
元埼玉県警 捜査1課 佐々木成三さん
「今回の指示役はかなり焦っている」
その“焦り”にこそ、指示役逮捕の糸口が見えると話します。
関東で相次いだ強盗事件。次々と実行犯が逮捕される“犯行の粗さ”から指示役の状況をこう分析します。
元埼玉県警 捜査1課 佐々木成三さん
「今回の指示役はかなり焦っている。お金にかなり窮している。欲している状況が見受けられる。気が焦っている分、色んな証跡があるのでは」
そのためデジタルな捜査だけではなく、アナログな捜査が鍵を握ると話します。
元埼玉県警 捜査1課 佐々木成三さん
「(指示役の)情報においては足で稼ぐものなので、多くの実行犯を捕まえて多くの交友関係者・立ち回り先を捜査してスマホの解析もだが、デジタルとアナログの捜査で指示役につながる糸口を多角的な捜査で見つけたい」
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