地球温暖化に影響する二酸化炭素など大気中の温室効果ガスの濃度が2023年に観測史上、最高を更新したことが分かりました。
大気中の二酸化炭素やメタンなどは地球温暖化をもたらす「温室効果ガス」に分類されています。
気象庁は28日、2023年に記録された主要な温室効果ガスの世界中の平均濃度が二酸化炭素が420ppm、メタンが1934ppbなど、統計を取り始めた1984年以降、最も高くなったと発表しました。
世界気象機関によりますと、2023年は「エルニーニョ現象」で世界的に記録的な高温となり、森林火災が発生したことなどが二酸化炭素濃度の増加に影響した可能性があるということです。
主要な温室効果ガス濃度の最近10年間の平均年増加量は過去39年間の平均年増加量より大きく毎年、観測史上、最高の濃度を更新しています。
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