東京電力はトラブルでおよそ1カ月中断していた福島第一原発2号機のデブリの試験的取り出し作業を28日午前、再開したと明らかにしました。

 福島第一原発2号機のデブリの試験的取り出し作業は、先月、取り出し装置の先端に付いているカメラの映像が映らなくなり、およそ1カ月間中断していました。

 東京電力によりますと、今月18日までにカメラ2台を予備の物に交換し映像が再び確認できるようになったことから、午前9時ごろ、原子炉格納容器につながる隔離弁を開き、取り出し作業を再開したということです。

 デブリの試験的取り出しを巡っては、8月にも取り出し装置を押し込むパイプの並び順を間違えるトラブルがあり、作業が遅れています。

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