紅葉の名所の栃木県日光市が今、見頃を迎えています。平日にもかかわらず多くの観光客でにぎわうなか、番組では地元住民おすすめの“紅葉の穴場”を取材しました。

■紅葉見頃の日光“絶景の穴場”も

 全国屈指の紅葉スポットの日光市。48カ所のカーブがある「いろは坂」。数々の名所を構える日光市には紅葉のシーズン、220万人の観光客が訪れます。

 奥日光の中禅寺湖。秋の訪れとともに湖の周りの山々は赤や黄色に鮮やかに染まります。

 ところが、25日は想定外の事態が…。

観光客(50代)
「思ったより霧が多くて、今の時点で白しか見えない」

 霧が掛かり、晴れるまで湖と紅葉のパノラマはおあずけ。

 天気が良いと絶景が楽しめます。

 秋らしい気温となった奥日光。湖畔の蕎麦屋さんでは、温かいそばの注文が増えてきたそうです。

 そば粉10割に対し、つなぎの小麦粉を1割加える「外一そば」。つなぎが少ないため、そばの香りが引き立つそうです。名物の「ゆば」の風味も口いっぱいに広がります。

日光市から来た人
「おいしいです」
「毎年来る時がずっと青空だったので、こんなに霧が出ていることがない。幻想的な感じで」

 中禅寺湖から車で10分。標高約1300メートルの「竜頭の滝」もきれいです。

「竜頭の滝」を見に来た人
「紅葉もすごくいい時期で、とてもきれいないい休暇になった」

 滝のそばの茶屋。残暑で遅れていた紅葉が「駆け足」で進んでいるといいます。

龍頭之茶屋 店主 室根靖史さん
「(1週間)前は緑と赤と黄色のコントラスト。今はツツジも紅モミジもカエデも全体的に紅葉している」

 店には普段の10倍の客が殺到。日光市のブランド豚を使った丼が人気だそう。

■地元住民おすすめ 紅葉“穴場”は

手打ちそば かつら 小林英夫店主
「瀬戸合峡を中心とした奥鬼怒地域」

 紅葉の名所の日光市には知る人ぞ知る穴場の紅葉スポットがありました。

 中禅寺湖から車で約1時間半の場所にあるのは瀬戸合峡。例年、見頃になると渓谷を鮮やかなグラデーションで染め、幻想的な景色が広がります。さらに、混雑を避けられることも魅力の一つです。

日光市観光課
「皆さん紅葉はいろは坂とか、そういったところに比べると比較的、すいている隠れたスポット。ゆったりと紅葉を見ることができる」

埼玉から来た人
「穴場だからおすすめと聞いて行ってみようかと」
「(Q.景色は?)すごくきれい!光が反射して紅葉がより映えてる。彼女といれば楽しい、なんてね」

 つり橋の高さは約100メートル。スリルを楽しみつつ絶景を眺めるという貴重な経験もできます。

埼玉から来た人
「上からのぞくと黄色、赤、緑、色んな色が見えてすてき」

日光市観光課
「見頃だと11月頭、3連休の時期がちょうどよくなるかなと」

 そして、日光以外の紅葉スポットも来月上旬には見頃を迎えそうです。

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