テレビ朝日が制作したドキュメンタリーがアジア太平洋地域で最大級の映像コンペティションで特別奨励賞を受賞しました。

 22日、ABU(アジア太平洋放送連合)が優れたコンテンツを表彰する「ABU賞」の授賞式がトルコ・イスタンブールで行われ、テレビ朝日が制作したテレメンタリー「彷徨い続ける同胞」がドキュメンタリー部門で特別奨励賞を受賞しました。

 番組では太平洋戦争中に日本人の父親と生き別れ、無国籍状態のままフィリピン国内で暮らす残留日本人2世が国籍回復を願い続ける実態を現地取材しました。

 放送後、取材に応じた残留2世のうち上原・エステルトヨコさん(80)ら3人の女性が日本人の父親との父子関係が認められ、日本国籍を回復しました。

 一方で、戦後79年となる現在もフィリピンには日本にルーツを持つ無国籍者が400人以上も残されています。

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