指示役が“ルフィ”などと名乗り全国で相次いだ強盗事件のうち、東京・狛江市の住宅で高齢女性が死亡した事件などの実行役の男に対し、検察側は無期懲役を求刑しました。

 永田陸人被告(23)は、去年1月、狛江市の住宅に侵入し、住人の女性(当時90)をバールで殴るなどして死亡させたうえ、高級腕時計などを奪った罪などに問われています。

 今月24日の論告で検察側は、「犯行に必要不可欠な役割を果たすとともに積極的に関与した」と指摘しました。

 そのうえで「大金欲しさから、犯行グループに加わった利欲的な動機にくむべき事情はない」として、無期懲役を求刑しました。

 これまでの裁判で永田被告は起訴内容を認めたうえで、「死刑がいいと心から思っている」などと涙ながらに話していました。

 判決は来月7日に言い渡される予定です。

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