能登半島を襲った豪雨について、専門家は、日本海の海面の水温が非常に高かったことが記録的な豪雨に影響した可能性があると指摘しています。
先月21日、能登半島では大雨特別警報が出る豪雨に見舞われ、大きな被害が出ました。
気象庁の有識者検討会の会長を務める東京大学の中村尚教授は当時、輪島沖の海面水温が28℃になっていて、例年より4℃も高かったことが記録的な豪雨に影響した可能性があると指摘しています。
東京大学 中村尚教授
「(海から)水蒸気の供給を受けることで(大気の)不安定性が保たれて、背の高い積乱雲が発達しやすい条件となった」
また、中村教授は日本海では平年より海水温が非常に高い状態が続いているため、冬になり寒気が南下するといわゆる「ドカ雪」になる可能性があるとして、日本海側の地域では備えが必要だとしました。
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