上皇后美智子さまは、90歳・卒寿の誕生日を迎えられました。転倒して右大腿(だいたい)骨を骨折し、手術を受けて退院後は御所でリハビリに励まれていて、天皇ご一家らによるお祝いのあいさつを受けられます。

 20日の上皇后さまの90歳の誕生日に際し、宮内庁は上皇后さまが転倒される2日前に、お住まいの仙洞御所がある赤坂御用地で撮影した上皇ご夫妻の映像を公開しました。

 上皇后さまは毎日、午前と午後で合わせて1時間以上かけて、御所で理学療法士らとつかまって歩くなどのリハビリに励まれています。

 午後になると微熱が出ることや、心不全の指標となるBNP値が正常値を超えることが今も続いているものの、それらによる生活の制限はないとしています。

 右ひざ下の静脈の血栓についても、落ち着いているということです。

 それでも、骨折をする前にご夫妻で日課としている赤坂御用地内の散策を途中で休むなど、上皇后さまの体力の低下を上皇さまが心配して、「大丈夫?」と声を掛けられる場面が多くなっているということです。

 散策は今、上皇さまがお一人でなさっています。

 上皇后さまは20日、天皇皇后両陛下や長女の愛子さま、秋篠宮ご夫妻らの皇族方からお祝いのあいさつを車椅子に乗って受けられる予定です。

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