関東で強盗事件が相次いでいますが、どういった家が狙われてしまうのでしょうか?“防犯のプロ”ALSOKの松田博充さんに話を聞きます。
■防犯チェックリスト あなたの家は大丈夫?
(Q.事件が頻発してから防犯の問い合わせは増えている?) 松田さん:ここ2日間で当社への問い合わせが通常時の5倍程度まで膨れ上がっています。 防犯チェックリスト この記事の写真
今回、松田さんに狙われやすい家の特徴のチェックリストを作ってもらいました。6つのうち1つでも当てはまったら、より注意したほうがいいということです。
(1)ごみ捨て時、カギを閉めない(2)玄関のカギは1つだけ
(3)塀が高く外から敷地が見えない
(4)足場になるものが近くにある
(5)近くに工事現場がある
(6)近隣住民とあいさつはしない なぜ狙われやすい? (Q.3つ目の「塀が高いこと」がどうして狙われやすさにつながるの?) 松田さん:
家があって高い塀に囲まれていると、犯人が入ってしまって窓ガラスやドアを壊していても周りが気付かないということで、犯罪を起こしやすい環境になってしまいます。 (Q.4つ目の「足場になるもの」は具体的にどんなもの?) 松田さん:
例えば「電柱」も容易に高い塀を乗り越えられる道具になります。あとは「樹木」ですとか、「脚立」も家の近くに置いておかないのも、1つの方法としてあります。
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「近くに工事現場がある」と、リスクにつながる?工事現場はかなり大きな音が出ます。そうすると窓ガラスやドアを壊している音が周りに響かないので、犯人にとっては犯罪を起こしやすい環境になってしまうと思います。 (Q.「ごみ捨て時、カギを閉めない」「近隣住民とあいさつはしない」こういったことを犯人は事前に調べている?) 松田さん:
犯人は必ず地域の環境を含めた下見をします。住民同士があいさつをしているということは、地域コミュニティーが形成されていると言えます。つまり地域住民の目が非常に行き届いているので、犯人としても犯罪を起こしづらい環境づくりができると考えています。
住宅の環境含め、街の環境も必ず下見をしています。 (Q.防犯チェックリストのうち1つでも当てはまっていたらどうすればいい?) 松田さん:
住宅や環境によってベストな対策はさまざまあります。今回のチェックリストで色々な「気付き」を得られたと思います。
不安に思われる人はこれを機に、防犯のプロに相談をするのが良いと思います。
(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2024年10月18日放送)
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