首都圏で相次ぐ強盗事件。もし、強盗犯が家に侵入した時、どう身を守ればいいのでしょうか。「防犯のプロ」に教えてもらいます。
■強盗から身を守る「3カ条」とは
不安が広がるなか、我々に何ができるのでしょうか。
ビックカメラ有楽町店 近澤裕太主任
「防犯カメラのコーナーになります。客の防犯意識も高まって、問い合わせも増えている」
家電量販店大手「ビックカメラ」では、闇バイトを使った強盗事件などが相次いだこの1、2年、防犯カメラを買い求める人が増えているそうです。
ビックカメラ有楽町店 近澤裕太主任
「(Q.どんな防犯カメラが人気?)今、無線カメラと言われるものが人気。無線カメラは有線カメラと比べて設置が簡単。有線カメラは業者に設置の依頼をして時間もかかるし、工事費もかかる」
また、防犯カメラは夜間での撮影もポイントになるといいます。
ビックカメラ有楽町店 近澤裕太主任
「動作を検知するとLEDライトが点灯。ライトで威嚇するという点と、動作を検知すると録画し始める」
戸建て住まい(60代)防犯カメラなし
「(Q.防犯カメラは?)あればあった方が良いと思う。安心感はあると思うが、画角がどれくらいか。広い画角で撮れるのが良いと思う」
すでに防犯カメラがあるというマンション住まいの人は…。
マンション住まい(60代)防犯カメラあり
「2、3カ月前に不審者情報がうちのマンションでもあった。その時に防犯カメラはありがたいなと思った。安心感はある」
一連の緊縛強盗事件では、複数の男たちが窓を割って侵入するなど荒っぽい手口が特徴です。
では、犯人に侵入されてしまった場合、どうすれば良いのでしょうか。
「ALSOK」のホームセキュリティ部門の担当者は3つのポイントがあると話します。
例えば、夜中、1階の部屋で就寝中に強盗の侵入に気が付いた場合は…。
「ALSOK」HOME ALSOK事業部 松田博充課長
「まずは窓から逃げる。自分の身を守ることが第一優先。自分の身の安全を確保したうえで、警察に通報。警察は通報してもすぐに来るとは限らない。自分の身を守ることを最優先に」
防犯ガラスや窓に防犯フィルムを貼って侵入を遅らせ、家の人が逃げる時間を稼ぐのも重要だそうです。
次に、強盗に侵入され、逃げられなかった場合は…。
「ALSOK」HOME ALSOK事業部 松田博充課長
「外に逃げられない場合は鍵のかかる部屋に逃げる。トイレとかであれば中に入って鍵を閉めることで一時的に避難することができる。時間を稼ぐのが大事」
では、侵入した強盗と対峙(たいじ)してしまったら。対応はケースバイケースだとしたうえでこう話します。
「ALSOK」HOME ALSOK事業部 松田博充課長
「侵入者に出会った場合は、とにかく大きな声を出す。相手がひるむので、周囲(近所)にアラートを出す意味もある」
また、普段から強盗がどこから侵入するかによって逃げるルートを確認しておくことも重要だということです。
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