東京・世田谷区は来月から希望する同性カップルに対し、事実婚カップルと同じ続柄を表記した住民票を交付します。

 世田谷区の保坂展人区長は今月17日の定例会見で、同性カップルに交付する住民票の中で世帯主に対するパートナーの続柄を「夫(未届)」もしくは「妻(未届)」と記載ができるようにする運用を来月1日に始めると発表しました。

 この続柄の記載は事実婚と同じもので、鳥取県倉吉市が去年10月に導入を始めて全国に広がっているということです。

 保坂区長は会見で「ともに暮らしてともにパートナーとして認め合っている点で差別はあってはならないと思う」と制度導入の理由を述べました。

 一方、総務省はこの記載について、今年7月に「住民基本台帳法の運用として実務上の問題がある」との見解を示しています。

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