横浜の住宅で手足を縛られた男性の遺体が見つかりました。関東で相次ぐ一連の強盗事件との共通点もあるようです。
■窓ガラス割られ…暴行の痕
横浜市の住宅で高齢男性が倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。警察は殺人事件として捜査しています。
近隣住民
「(Q.どういう人が住んでいた?)いい感じのおじいさんとおばあさんで住んでいた」
「(Q.何人暮らし?)2人だったと思います。子どもがいるので顔見知りが亡くなったことはショック」
隣人から110番通報があったのは、16日午前9時半ごろ。
110番通報
「玄関のドアの脇の窓が開いたままになっている。寒いのに何かあったのではないか」
近隣住民
「現場のお宅は一番奥なので状況は分からないが、ガラスが割られていたということ」
「(Q.現場は見た?)うちの駐車場があるが二重三重に規制線が張られていて、用事がないと中に入れてもらえない。入っていない」
警察が駆け付けると、室内で高齢の男性が意識不明の状態で倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。
警察によると、男性は手足を縛られて暴行を加えられたような痕や外傷があり、出血もしていたということです。
さらに、玄関脇の窓が割られていたということです。
■“緊縛”男性遺体 強盗と共通点?
警察庁担当 石塚翔記者
「住宅を狙った強盗事件の共通点は、1つ目は1階の窓や鍵を壊して侵入すること。2つ目は実行犯が2人以上いること。3つ目が住民を緊縛し暴行を加えること。そして、住宅にある現金を狙っていること。この4つが共通点」
ただ、横浜市の事件は。
警察庁担当 石塚翔記者
「(横浜の事件は)1階の窓ガラスが割られる、男性が縛られ外傷がある。これまでの強盗事件との共通点はまだ2点。元々強い暴力は首謀者が思い描く強盗の中の1つのピースであると思う。どんどんエスカレートするから(暴力が)強くなったというよりは、最初から強い暴行を加えて言うことを聞かせる。黙らせる。意気消沈させるという狙いがあると思います」
■千葉でも“親子目隠し”暴行
千葉県白井市でも高齢者が縛られる事件が起きています。畑や林に囲まれた場所にある住宅で、鑑識作業を行う警察官。
住宅に押し入ったのは男2人。この家に住む70代の母親と40代の娘を粘着テープで縛り、目隠ししたうえ、暴行を加えました。男らは電話で指示を受けながら犯行に及んでいたということです。
その後、男らは現金およそ20万円と車を奪い、乗ってきた車と2台に分かれて逃走しました。
近隣住民
「びっくりして、近くでそういうの起きるのはおっかなくて」
「(Q.ご近所との付き合いは?)住んでる人はだいたい顔見知り。今回被害に遭った人も散歩とかで会ったりしてるから」
近隣住民
「(Q.もともと車通り多くはない?)住民以外はそんなに通んない。だから珍しい車だと分かります」
親子2人はけがをしましたが、命に別状はないということです。
新たに分かったこともあります。捜査関係者によると、男らとみられる姿が現場近くのコンビニ店の防犯カメラに写っていたといいます。
これまで首都圏では今年8月以降、闇バイトを実行役にした事件が相次いでいます。
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