「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家の男性が殺害された事件の裁判で、男性の会社の元従業員が、男性と被告の関係は「完全に冷めていた」と証言しました。

 須藤早貴被告(28)は2018年5月、夫だった野崎幸助さん(当時77)に致死量の覚醒剤を摂取させ、殺害した罪に問われています。

 15日の裁判では野崎さんが経営していた会社の元従業員の男性が検察側の質問に対して、「何回か3人で食事に行ったが須藤被告と野崎さんにはほとんど会話がなく、完全に冷めた感じに見えました」と証言しました。

 一方で弁護側の質問には、「事件の8日前には、2人で宝塚や嵐山に旅行に行っていた」と証言しました。

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