今が旬の「柿」ですが、火を通すと、とろっと甘くなることをご存じですか。
■新発見! “柿氷”に“柿の天ぷら”も
秋の訪れを感じられる旬の味覚「柿」。東京・港区にある奈良県のアンテナショップでは、ピューレやアイスなど、柿をふんだんに使った「柿のかき氷」が期間限定で味わえます。
外国人観光客が舌鼓。
アメリカから来た人(70代)
「すごく甘い。おいしい」
60代
「うわ、おいしい。今どき。昔からかき氷も柿もあったけど、かき氷にするという発想はなかった。今まで」
「かき氷」の他にも意外な柿の食べ方がありました。
天ぷらです。老舗の天ぷら店が揚げているのは、柿にクリームチーズをはさんだ「天ぷら」。秋の限定メニューで、380円。
天吉 原広也さん
「柿自体はサクサクしているが、火を通してやわらかくすることでジュワっとした柿のジューシーさを楽しめる」
関東に195店舗あるスーパーマーケット「カスミ」は、今月、SNSで柿のおすすめの食べ方は「天ぷら」と紹介しています。
スーパーマーケット「カスミ」
「意外や意外、おいしいんです。食感はより柔らかく熟したような味わいに。まろやかな甘みを楽しめます。ふつうの塩でもおいしいですが今回は抹茶塩をつけて召し上がれ」
妻(50代)
「それは知らない」
夫(60代)
「食べたことないかも」
妻(50代)
「バナナは天ぷらにして食べると聞くけどそういう感覚なのかな?」
■火を入れるとトロッと食感
実は、ミシュラン一つ星を獲得したモダンスパニッシュの店でも、豪華な平日限定ランチに「柿のフライ」が使われています。
使っているのは、奈良県産の「刀根早生柿」。奈良県は、柿の収穫量が全国2位で、ハウスではなく露地で育つ柿は今が旬です。
アンテナショップの2階にあるレストランでは、この奈良県産の柿を使った「フライ」をメニューに取り入れています。
カットした柿に小麦粉をつけて、つなぎの卵白にパン粉をまぶしたら1分ほど揚げます。家庭でもおいしく仕上げるコツをミシュラン一つ星のシェフに聞きました。
「TOKi」 長谷川豊シェフ
「高温で約180℃でカリッと揚げる。周りのパン粉と柿が合わさり、アップルパイみたいになる。(熱を通すと)甘さが増す。とろっと感が出ておいしくなる」
さらに、SNSで5万を超える「いいね!」を集めたJAおすすめ、自宅で簡単にできるあったか料理法が。
JAさいたま公式YouTube
「今日はカスタードみたいにとろとろな焼き柿のレシピを紹介するよ。種なし柿を用意し、へたを切り落とします。次に放射状に切り込みを入れます。トースターに入れて、10分から15分ほど焼きます。焼き上がったらできあがり」
お好みで、バターやアイスをのせていただきます。
JAさいたま 有賀和音さん
「焼くと柔らかい食感になる。熱すると余分な水分が飛ぶので甘さが凝縮した甘い柿になる」
この秋、家庭で挑戦してみてはいかがですか。
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