警察庁の露木長官は衆議院選挙を前に「全国警察本部長会議」を開き、「最後の最後まで柔軟な体制をもって警護を徹底するように」と指示しました。

警察庁 露木康浩長官
「要人等に対する襲撃事件を二度と起こさせないという強い決意のもとで、警護に万全を期していただきたいと思います」

 警察庁の露木長官は10日、衆議院選挙を前に全国警察の本部長を集め、特に配慮すべき事項として、「厳正公平な選挙違反の取り締まりの徹底」「選挙運動などの自由の確保と適正捜査の推進」「要人警護と警戒警備の万全」を徹底するよう指示しました。

 特に警備などについては、安倍元総理銃撃事件や岸田前総理に対する爆発物使用襲撃事件、そして7月にトランプ前大統領が銃撃された事件を挙げ、「最後の最後まで、柔軟な体制をもって警護の徹底を図ることを肝に命じていただきたい」とし「本部長自らが、足りないものが無いか確認してほしい」と呼び掛けました。

 今回の選挙は安倍元総理の事件後に見直しがされた新たな警備・警護のルールの基づいて行われる、始めての大規模な国政選挙となります。

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