「子どもを探して!」。真夜中に防災無線が流れました。

 8日夜、さいたま市北区で小さな子どもが行方不明であることを防災無線が伝えました。

防災無線
「こちらは防災さいたまです。大宮警察署から迷い人のおたずねをします。きょう午後7時40分ごろ、北区櫛引町2丁目付近で、4歳になる女の子と2歳になる男の子の行方が分からなくなり、ただいま捜しています」

 4歳の女の子と2歳の男の子の行方が分からなくなったのは、8日午後8時前です。

 110番を受けた警察が付近を捜索しましたが、見つからなかったため、防災無線で呼び掛ける判断となったということです。

さいたま市防災課 土井真課長
「(Q.最初の(防災無線)放送は何時ごろ?)きのう午後11時40分に放送いたしました」

近隣住民
「(Q.耳をすぐ傾けた?)傾けました。普段ないので、何かあったのかなと」
「こんな時間にお子さんが、雨も降っていたし寒いし、大丈夫かなと思った」

 この放送後、2人に関する情報が警察に入ります。そして、放送からわずか30分ほど。警察官が子どもたちを発見。行方不明になってからおよそ4時間半後に無事保護されました。

さいたま市防災課 土井真課長
「昨夜はかなり雨が降っていたという気象状況もあり、人命の危険性、緊急性を考慮して無線の放送を実施した。幼児が無事に発見されてとても良かった。放送を聞いて捜してくれた人もいて、ありがたかった」

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