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 キラキラ輝くデザインで、子どもたちの心を魅了し続けているペンダント。

【映像】豪華! 18金を用いた98,000円のセボンスター

 1979年に発売され、45年経った今も乙女心をわしづかみにしている玩具菓子が「セボンスター」だ。

 ペンダントは常時20種類をそろえ、色違いを含めると85種類にものぼる。売れ行きは6年前から右肩上がりで、年間500万個も売れているという絶好調だ。このブームを生み出している開発担当者はなんと“おじさんコンビ”だという。

 開発者の一人、カバヤ食品 ブランド企画部 清水隆秀課長は2人の男児を持つ父親。もう1人の担当者は独身で、まったくの男性目線での開発がスタートした。当初、2人の意見は軽視され、苦労が絶えなかったという。

「『これが良いよね』と言っても信用してもらえなかった。社内で『今度こういうキラキラ作りました!』とプレゼンしても、シーンとしている。『おっさん、何言ってんの?』という反応が多く、そのギャップに苦労した」(清水さん、以下同)

 女の子の興味関心を探るべく、清水さんは女の子たちが持つアイテムを観察するようになったという。

「様々な場所に出掛けた時に女の子が『今、何を持ってるか』『お店で何に興味を持っているのか』『カバンに何を付けているのか』と観察した」

 そして気づいた乙女心をくすぐるポイントは「キラキラ感」と「わかりやすさ」。素材にはラメやパールを取り入れ、女の子が好む「ハート・星・お月様」のモチーフを積極的に使用している。

 この10年で数々の新作を生み出してきたおじさん2人。海外のモチーフを取り入れた「世界シリーズ」など、男目線を取り入れたアイテムも好評だった。中でも思い入れがあるのが…

「形状までこだわった(パールビーズ)シリーズだ。セボンスターの裏側は通常、平らだが、パールビーズの形を再現するために後ろ側まで作り込んだ」

 玩具の枠を超えた本格的なアイテムは、子どもだけでなく、大人の心もつかんでいる。大人はいいことがあった時や、むしゃくしゃした時に大人買いする傾向があるという。

 9月には宝石専門店KARATZとのコラボで、本物の宝石を使用した本格ジュエリーが銀座三越で販売されると30分で完売。8日からは3日間オンライン限定で再販の受注を受け付けるという(ペンダントのシルバーモデルは税込み2万9800円、18金を使ったプレシャスモデルは9万8000円。リングも同じ価格帯)。

「セボンスターは玩具菓子として考えていたが、実は初めて手に入れたアクセサリーという印象が強いようだ。大人になってもずっと楽しめるようなブランドに育てたい」
(『ABEMAヒルズ』より)

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