気温急降下で一気に秋の行楽シーズンが到来しました。
■絶景の紅葉もシーズン到来!
岩手県八幡平。山の中腹では見頃となった紅葉が人々を出迎えます。
東京から来た人
「黄色、赤、緑、じゅうたんのよう」
「車で来る時もきれいだった。太陽が出れば黄金色に輝く」
雪解けが始まる初夏。山頂の沼が竜の目のように見えることから“ドラゴンアイ”とも呼ばれる絶景を生み出す八幡平。
東京から来た人
「涼しくなった。やっと夏もどこかに行った。一気に寒くなるでしょうね」
秋は赤く染まった木々が山を彩ります。8日、山頂付近の気温は5℃。ここ数日の寒さで中腹は紅葉が見頃を迎えています。
東京から来た人
「幻想的な感じ。静けさと静寂な感じと」
■気温急降下で秋到来“落とし穴”も
厳しい残暑が続いた列島。一気に冬支度です。
7日は夏日だった福島県郡山市。気温は一気に下がって18℃に。東北は一気に晩秋の装いです。
通勤する人
「家を出てびっくりした。車にストール積んでいたので掛けてきた」
東京も一気に気温が下がりました。
最低気温19℃を下回った東京都心。4日前は真夏日となるなど、気温は乱高下しています。
真夏日一歩手前となった7日。ハンディファンが手放せませんでしたが、気温は10℃ほど下がり、冷たい雨のなか長袖やコートの出番です。
通勤する人
「9月に肌寒い日があれば(コートを)着るが、今年は初めて」
■都心16.9℃“冬支度”も急ピッチ
冬支度を歓迎する場所も…。
クリーニングポッシュ 三谷哲生工場長
「ここが冬物。ダウンが入ってきている。浴衣が夏の終わりで、ちょうど入れ替えで夏物、冬物という形で同時に出てきている」
千葉県市川市のクリーニング店。長引いた暑さの影響で冬物のクリーニングの出足は遅かったものの、ここ数日の寒さで依頼が急増していました。
クリーニングポッシュ 三谷哲生工場長
「いよいよ30℃を切ってくるという予報が出てきたので、お客様も準備に入り始めたという印象」
■乱高下で「食」にも異変
頭を悩ます場所も…。
東京・日暮里にある立ち食いそばの名店「一由そば」。名物のサクサクのゲソ天と温かいふとそばで570円。
人々は老舗の一品で腹ごしらえです。
温かいそばを注文した人
「つゆ飲んだ瞬間、『うわ!めっちゃしみるわ!』みたいな。ごちそうさまです!行ってきます!」
ただ、気温の急降下に仕込みは大変です。
一由そば 藤平健店長
「冷やしがきのうまでは多少あったが、きょうは全然なくなっている。気温によって温かいと冷やしがだいぶ変わるのでスタッフも大変」
讃岐うどんの本場でも冬支度が進みます。それもそのはず、温暖な四国でも気温は今シーズン初めて20℃を下回りました。
気温が急降下した原因は
雨にありました。
秋雨前線が関東を通過。南側にあった暖かい空気が北側にあった冷たい空気と入れ替わることになったためです。
さらに前線はどんどん南に下がったため8日午後は、さらに気温が下がりました。
戸越銀座にあるおでん店。ほっくりしたダイコンや紅ショウガ天が人気です。
東京都心は午後になってさらに気温は下がり、アツアツおでんが恋しい季節になりました。
おでんを購入した人
「今年初めて。寒くなるというから一杯飲みながらね」
後藤かまぼこ店 後藤直美女将
「おでん出ますね。買っていく数量が増えている。寒暖差が10℃あると結構、売れる。(きのうと比べて)売り上げは倍くらい」
▶テレ朝天気
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