5日は朝から冷たい雨が降るなか、東京・多摩川で行われた花火大会には、48万人もの人が集まりました。
■ジクザク天気も「全然大丈夫」 浴衣姿のカップルも
東京の夜空を彩る1万6000発の花火。5日、多摩川の花火大会が開かれました。天候に恵まれなかったにもかかわらず、国内外からおよそ48万人の観客でにぎわいました。
都内から(7)
「きれいでめっちゃ楽しかった」
アメリカから来た人たち
「アメイジング(素晴らしかった)」
「インクレディブル(信じられないほど素晴らしい)」
「センセーショナル(感動したよ)」
5日の天候はあいにくの雨。実は多摩川の花火大会、雨と“因縁”があります。
2017年までは8月に開催されていましたが、ゲリラ雷雨が花火会場を襲いけが人が出る事態に。そのため、翌年から比較的気候が安定している10月に時期をずらしました。
しかし、この1週間の東京都心の最高気温は、2日31.9℃、3日25.4℃、4日は30.4℃、5日が24.5℃とジグサグ天気。朝から雨が降る空模様のなか、花火開始まで6時間前、場所取りをする人が続々とやってきます。
埼玉から(20代)
「ちょっと濡れるのは仕方がないかなと、許容しながら。最悪な気分ですけど(場所取りを)やりました」
神奈川から(20代)
「(Q.洋服選び大変だった?)ちょっとミスったかな」
こちらの男性はこのように話します。
都内から(60)
「午前0時からしか(場所を)とれないので、その前に来て午前0時ぴったりに取りました。(場所取り担当は)毎年僕です」
都内から(30代)
「毎年場所取ってくれるので、ありがたく参加させてもらっている」
毎年10人以上集まって花火を楽しんでいるグループだといいます。雨が降っていますが…。
都内から
「全然大丈夫」
そんななか、番組が出会ったのは浴衣姿で場所取りを済ませた20歳のカップル。
都内から(20)
「今年あまり夏祭りに浴衣を来て行けなかったので、最後のチャンスかなと思って着た。ちょっと雨強くなってレインコート着ました」
女性は髪型もしっかりセットして花火大会に臨みました。この花火大会には思い入れがあるようで…。
都内から(20)
「ちょうど1周年、付き合って1年で(去年)付き合って初めて長く一緒にたデート。本格的なデートはこれが初めてだった」
「(天気は)ちょっと残念だけど、多分花火はやると思う」
「(Q.花火が上がったら上着は?)脱ぎたい」
せっかくの浴衣姿。花火が上がったらレインコートを脱ぐつもりです。
■かき氷の売れ行きは?
刻一刻と開始時刻が近づくなか、場所取りをする親子。地方から東京に引っ越してきたばかりで、おばあちゃんを含めた3世代が集まって初めて多摩川の花火を見るといいます。
娘(11)
「めっちゃ楽しみです」
「(Q.雨は?)やむと思う」
父(44)
「(Q.思い出の花火大会になるように)ええ、必ず!」
会場を訪れるのは日本人だけではありません。1週間前、ドイツからワーキングホリデーで来日したクリスチャンさん(18)。
クリスチャンさん
「日本の文化、自然、漫画、アニメに興味があって日本に来ました」
インターネットで花火大会が開催されることを知り、埼玉県の川口市からやってきました。
クリスチャンさん
「ドイツでは花火を見たことがありますが、日本の花火は初めてです。期待しています。きっと美しいと思います」
この雨は想定外だったと話すのは、かき氷屋さんです。
かき氷屋さん
「ここに並んでいるものプラスかき氷」
「(Q.気温は?)そうですね…ミスです。準備段階では売れると想定していたが、あまりにも寒かったので…売れるとうれしい」
打ち上げ開始まで1時間前。かき氷の売れ行きはどうだったのでしょうか?
かき氷屋さん
「やっぱり売れ行きは厳しい…」
「(Q.どれくらい注文入った?)なんと…1個。今はフランクフルトが売れている。ただ発注してしまった氷があるので『一緒にどうですか?』とサービスで出している」
■「雲の中から降ってきた」
そして、ついに秋の夜空に1万6000発の花火が打ち上がります。ドイツからワーホリで来日したばかりのクリスチャンさんは初めての日本の花火に大興奮です。
クリスチャンさん
「とても素晴らしくて美しい…。色が変わる花火はアニメーションみたいで面白いです。これは見た方がいいよ。絶対におすすめします」
スマートフォンで撮影した映像はドイツにいる家族や友人に送るといいます。
付き合って1周年記念でやって来た2人は、浴衣姿で2人寄り添い、花火を楽しみます。
3世代の家族で花火に来たグループは、大迫力の花火に、もはや雨は関係なかったようです。
娘
「めっちゃきれいでした」
母
「雲の中から降ってきた初めての花火。悪くなかった」
父
「花火楽しかったです」
(「グッド!モーニング」2024年10月6日放送分より)
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