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 宮崎空港で不発弾が爆発しました。不発弾が突然爆発するということはあるのでしょうか。自衛隊で地雷などを処理する部隊に所属し、現在はカンボジアで不発弾などの撤去に取り組む高山良二さんの解説です。

高山良二元自衛官 この記事の写真

■専門家も「経験がなく、説明がつかない」

宮崎空港 ―今回の爆発の映像からどんなことが分かりますか?

 恐らく中規模の威力のある不発弾です。ベトナム寄りの「ホーチミンルート」という地域で北ベトナム軍を阻止するために、米軍が落としたMK250(250kg爆弾)という爆弾がありますが、それによく似ています。

3つの可能性 ―映像ではきっかけがなく突然爆発したようにも見えます。そういったことはあり得るあるのでしょうか?

 基本的には何かの要因で発火して、爆発したのだと思います。要因は大きく3つあります。1つは衝撃。もう1つは熱。最後は電気、例えば落雷です。

熱が要因? ―3つの要因があるなかで、今回の爆発はどれが要因だと考えられますか?

 恐らく熱かと思います。地震など外的な衝撃があるように見えませんし、落雷もありません。消去法で、何かの拍子で熱が作用したことは考えられます。

―熱とは猛暑の影響でしょうか?

 発火の要素としてはあります。しかし、カンボジアでも地熱が50℃ぐらいになる時もありますが、私の経験では熱による発火はここ20年ほど経験したことがないのです。理論的に熱というのは考えられますが、現実的に私も経験がなく、説明がつかない。

―原因のさらなる調査が急がれます。

(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2024年10月2日放送)

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