岩手県にある岩手山で火山活動が活発になっているとして、気象庁は噴火警戒レベルを「レベル1」から「レベル2」に初めて引き上げました。

 気象庁によりますと、国土地理院が先月末に行った衛星観測で岩手山の西側にある大地獄谷付近の比較的浅い部分で膨張が確認されました。

 岩手山ではこれまで深部で地殻変動が観測されていたため、気象庁は臨時の情報を出して注意を呼び掛けていました。

 しかし、今回は深部だけではなく浅い部分でも地殻変動が確認されたことから、今後、水蒸気噴火する可能性があるとして、噴火警戒レベル2の「火口周辺規制」に引き上げたということです。

 気象庁は西岩手山の想定火口からおおむね2キロメートルの範囲では噴火に伴う大きな噴石に警戒するよう呼び掛けています。

 岩手山の噴火警戒レベルが2に引き上げられるのは初めてだということです。

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