警察庁が捜査に参加する欧州警察機関=ユーロポールが行った国際共同捜査で、サイバー攻撃集団「ロックビット」のメンバー4人が逮捕されました。

 ロックビットは、世界中の企業や官公庁などを標的に機密データなどを暗号化し復旧の対価を要求する「ランサムウエア」を使ってサイバー攻撃を繰り返す集団です。

 ユーローポールは1日、欧州の捜査当局や日本の警察庁と国際共同捜査を行い、ロックビットのメンバーで、ランサムウエアを開発した人物を含む4人を逮捕したと発表しました。

 逮捕者の中には、サイバー攻撃の支援者や攻撃に使うサーバーの管理者も含まれているということです。

 国内ではロックビットの関与が疑われる被害が100件以上確認されています。

 この集団への捜査には現在日本のほか、アメリカ、ドイツ、イギリスやフランスなど12カ国が参加し、警察庁は引き続き、国境を越えた捜査への協力を進めていきます。

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