将棋界で女性として初の「棋士」を目指す西山朋佳女流三冠(29)の棋士編入試験の第2局が始まりました。
西山朋佳女流三冠の棋士編入試験の第2局は、2日午前10時から東京・千駄ケ谷の将棋会館で西山女流三冠の先手で始まりました。
第2局の相手は今年4月に新しく四段になった山川泰熙四段(26)です。
編入試験は、新しく四段になったプロ棋士5人との対局で3勝すれば合格となります。
編入試験に挑戦している西山女流三冠は2010年にプロ棋士養成機関の「奨励会」に入り、三段まで昇段しましたがプロ棋士となる四段には昇段できず、3年前に退会して女流棋士に転向しました。
その後、女性だけで争う女流タイトルを通算16期獲得するトップ女流棋士として活躍する一方で、プロ棋士との対局でも好成績をおさめ、今年7月に編入試験の受験資格を得ました。
編入試験ではこれまでに3人が合格してプロ棋士になりました。
女性では福間香奈女流五冠がおととし受験しましたが、結果は0勝3敗でした。
西山女流三冠は先月行われた第1局で勝利し、女性初の「棋士」誕生まであと2勝としています。
対局の持ち時間は3時間で、注目の第2局の勝敗は夕方以降に決まる見通しです。
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