気象庁は2日未明、台風18号が勢力をやや弱め、大型で猛烈な台風から、非常に強い台風に変わったと発表した。2日午前6時現在、南シナ海にあって、ほとんど停滞している。中心の気圧は925ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートル。台風は今後、台湾付近を進み、3日から5日ごろにかけて、先島諸島に接近する恐れがある。

 沖縄地方の沿岸の海域ではうねりを伴い、先島諸島ではしけている。2日に予想される波の高さは沖縄本島地方で3メートル、宮古島地方で4メートル、八重山地方では5メートルとなっている。いずれもうねりを伴う。台風接近に伴って波はさらに高まり、先島諸島では3日は5~6メートルの大しけとなる見込み。

 また風も次第に強まる。宮古島地方で2日に予想される最大風速は15メートル(最大瞬間風速25メートル)で、八重山地方では17メートル(同30メートル)の風が吹く。4日にかけて強い風が予想されるめ、突風に注意が必要。

 4日にかけて、沖縄地方では大気の状態が非常に不安定となるため、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる恐れがある。2日から3日にかけて、沖縄本島地方と宮古島地方で1時間に30ミリ、八重山地方では40ミリの雨が予想される。

 沖縄本島地方では、雨雲の発達の程度によっては4日にかけて警報級の大雨となる恐れがある。沖縄気象台は、強風や高波、急な強い雨などに注意を呼びかけている。

 気象庁は、台風の強さの表現として、最大風速44メートル以上を「非常に強い台風」、54メートル以上を「猛烈な台風」と分類している。

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