■「4〜5人の男が…」緊迫一部始終

 日が昇る前の30日午前4時ごろ、住宅街に不審な音が響きました。犯人が侵入した時の物音なのでしょうか。

 事件が起きたのはJR西国分寺駅から、わずか500メートルほどの距離にある閑静な住宅街です。

 捜査関係者によりますと、住人の女性は2階で寝ていましたが、物音がしたため階段を降りたところ、玄関で男2人と鉢合わせ。ハンマーのようなもので顔を殴られ、粘着テープで頭から足まで縛られました。

 「騒ぐな、殺すぞ」と女性は脅されたうえ、「金を出せ」と書かれたスマートフォンの画面を見せられたということです。

 捜査関係者によりますと、被害者の女性は4、5人の男がいたと話しています。

 女性は物音がしなくなったのを確認し、自力で粘着テープをはがし、新聞配達員に助けを求めたということです。

女性が助けを求めた人(通報者)
「バイクから降りたところで女性が後ろの方から歩いてきて、後ろ手でガムテープぐるぐる巻きで口もふさがっていて目の前に来たので驚いてしまって。もう全身、見える限り肌はあざまみれで一番、痛々しかったのは左の目の上のここら辺に本当に大きい真っ青なこぶみたいなのができていて」

■“ハンマー男”逃走中 犯人像は?

元埼玉県警捜査1課 佐々木成三氏
「暴行を働く手口というのは闇バイトに絡む広域の強盗事件の手口で似ている」

 注目したのは早朝、住宅街に鳴り響いた音です。

元埼玉県警捜査1課 佐々木成三氏
「侵入時、音を出さないよう工作するのが犯罪に手慣れているプロのやり方。(今回は)まずは、お金を奪うことだけを第一優先とした素人の手口ではないか。(指示役が)闇バイトを雇って指示をして、実行犯に実行させているというのはあると思う」

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