逮捕された男が「遺体の処理を頼まれ、友達2人に依頼した」と話していることが分かりました。

■遺体処理頼まれ「友達2人に依頼」

 事件の鍵を握る重要な供述が出てきました。

 栃木県那須町で宝島龍太郎さんらの遺体に火を付けた疑いが持たれている平山綾拳容疑者。

平山容疑者の供述
「遺体を処理してくれと言われた」

 その指示は兄貴分といわれる人物からのものです。遺体の処理のほかに、もう一つ指示がありました。

平山容疑者の供述
「『携帯を俺に渡せ』と言われたから自分の携帯を渡した」

 証拠隠滅のためだったのでしょうか。実際、平山容疑者の携帯は見つかっていません。この人物について平山容疑者は「怖い人だ」とも話しています。

 遺体の処理を頼まれた平山容疑者は、他の人物に依頼します。

平山容疑者の供述
「飲み友達2人に依頼した」

 ここで登場するのが平山容疑者の友人2人。数回、酒を飲んだことがあるそうです。平山容疑者は、2人のあだ名しか知らず本名は知らないと話しています。

 遺体発見前日の夜、平山容疑者が友人2人に車を貸す様子が東京・品川区内のコンビニ店の防犯カメラに映っていたということです。

 それから一夜明け、宝島さんら2人の遺体が発見されることになります。

平山容疑者の供述
「報道後、2人と連絡が取れなくなった」

 この友達2人と、指示を出した人物とは面識がないということです。

■計画的だった?突発的だった?

 遺体が発見されたのは今月16日。その3日前に携行缶と着火剤。さらにガソリンスタンドでガソリンを。2日前に結束バンド、粘着テープを買っていたことが分かりました。いずれも平山容疑者1人で購入しているということです。

 仮に数日前から準備していたとするなら、犯行は突発的なものではないことになります。

 警視庁は指示を出した人物の特定を急いでいます。

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