沖縄県企業局が10月から市町村向けの水道料金を引き上げる件で、玉城デニー知事は27日の記者会見で「約30年、料金を維持してきたが、施設の建設コストが増加するとともに電気料金の急激な上昇により経営状況が悪化した。心苦しいことだが料金改定をせざるを得ない」と述べた。引き続き、国の補助金の確保や経営の合理化を図るとし「安全安心な水道用水を安定的に供給できるようにする」と理解を求めた。

 企業局の料金改定は1993年以来31年ぶり。市町村向け水道料金の1立方メートル当たりの単価(税別102・24円)を10月から23円引き上げる。半年間の減免措置があり、2025年3月31日までは実質17・79円の引き上げとなる。最終的には26年4月に33・46円増の135・7円とする。

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