不信任決議を突き付けられていた兵庫県の斎藤知事。その斎藤知事の決断というのが「解散」でも「辞職」でもなく、「失職して出直し知事選に出る」というものでした。斎藤知事はどうしてこの決断をしたのでしょうか。兵庫県庁前から報告です。
(水野里香記者報告)
斎藤知事の判断に対しては先週、不信任決議案が出された時から大きな変化があったように感じます。
知事はこの時から自分の功績を積極的にアピールしたり、県政を前に進めたいということを繰り返し話していました。
さらには、この時から関西のテレビ番組に数多く出演しています。私たちも今から2カ月ほど前からオファーを送っていましたが、突然OKになったのでびっくりしました。
(Q.そのテレビ出演の時の様子というのはどんな様子だったのか?)
私たちも直接アテンドをしたのですが、知事は控え室でも雑談ができるくらい、かなりリラックスしたような表情でした。
テレビ番組の出演についても知事は選挙への選挙目的ではないということを繰り返し発言をしています。
これまで知事は、議会の重い判断だとして進退については表明を避けてきました。そして、かなり悩んでいる表情も見受けられました。
ただ、26日午後3時からの会見で、知事は「議会を解散するということや辞職をするという選択肢は元々なかった」というふうに話していました。
さらには私たちの取材のなかで知事は繰り返し「4年間の任期を全うしたい」というふうに話していましたが、これは失職することでこれができるということがはっきりしたように思えます。
会見に出てみると、斎藤知事の様子というものは公言できたことでかなりすっきりしたように感じました。
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