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■台風16号由来の湿りが関東へ 27日(金)は大雨の恐れ

 25日(水)正午、西日本の南海上で発生した台風16号。27日(金)朝までに熱帯低気圧に変わる見込みで、台風として直接列島に影響を及ぼすことはなさそうです。
 ただ、油断はできません。周辺の湿った空気が流れ込む影響で、関東甲信や東海で大雨となる恐れがあります。

27日(金)は熱帯低気圧の湿った空気が流入 関東甲信、東海で大雨の恐れ

 雨のピークは27日(金)の午後。ちょうど帰宅ラッシュの時間帯は、東京都心を含めた関東南部に広く活発な雨雲がかかる見通しです。局地的には道路が一気に冠水するような雨の降り方になりそうですから、車の運転など十分にお気を付けください。交通機関への影響にも注意が必要です。

27日(金)関東の帰宅ラッシュを大雨が直撃

■北海道は夜中に雷雨の恐れ

 一方、北海道も湿った空気や上空寒気の影響で大気の状態が不安定になります。ピークは、26日(木)夜〜27日(金)朝で、あちらこちら雷雲が発達しそうです。ちょうど寝ている時間に雷雨となるため、雷鳴で目が覚める方もいるかもしれません。万が一の停電に備え、枕元に懐中電灯や携帯ラジオなどを用意しておくとよさそうです。

北海道で大気不安定 26日夜〜27日朝は激しい雷雨の恐れ

■猛暑日に迫る暑さも 関東は気温大幅上昇

 暑さにも注意が必要です。26日(木)から西日本と東日本では真夏日が続出します。28日(土)頃にかけて、西日本を中心に“異例の”猛暑日になる所もありそうです。週末は運動会が行われる学校もあるようです。適度な休憩と水分補給を心がけ、熱中症にはくれぐれもご注意ください。
 涼しさが続いていた関東も暑さが戻ります。日中の気温は25日(水)より5℃以上高くなり、内陸を中心に30℃を超える見込みです。気温差で体調を崩さないようにお気を付けください。

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