京都府で「保津川下り」の船が転覆した事故で、運輸安全委員会は船頭が「空舵」で落下し、別の船頭が舵を取りに行ったものの操舵不能の状態で岩に乗り上げたことが転覆の原因だとする報告書をまとめました。

 2023年3月、亀岡市で「保津川下り」の船が転覆し、船頭2人が死亡し乗客19人がけがをしました。

 運輸安全委員会によりますと、船頭が舵が水面上に出て空振りの状態になる「空舵」で川に転落しました。

 すぐに別の船頭が舵を取りに行ったものの、回転してしまった舵を元に戻すことができずに操舵不能の状態になり、岩に乗り上げたことが転覆の原因だと結論付けました。

 運輸安全委員会は船頭の足場に落下を防ぐストラップの設置などの再発防止策を求めています。

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