警察庁は聴覚障害者らに配慮し、新型の赤色灯を導入したパトカーの配備を始めます。緊急走行の時とパトロール走行の時で、違う光り方をすることで見分けがつくようになります。

 赤い光が蛍の光の様に緩やかに灯っています。これは新たにパトカーに搭載される赤色灯で、「パトロール走行中」など緊急走行ではないことを表しています。

 音による情報が少ない聴覚障害者でも、パトカーが緊急走行か、パトロール中なのかが分かるようにしました。

 聴覚障害者らから「車の運転時にサイレンが聞こえず、パトロール中のパトカーを緊急走行と間違えて道を空けてしまい、周りに迷惑が掛かった」などの声が上がっていて、「全日本ろうあ連盟」が目で見分けられる赤色灯の導入を要望していました。

 警察庁は新型の赤色灯を搭載した小型パトカーなどを今年度中に全国で520台配備するとともに、現在、1万台以上ある警察車両への導入を順次進めていく方針です。

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