歴代ゲーム機の巨大コントローラーを2人1組で操作する「ビッグコントローラー」=京都府宇治市で2024年9月25日、西村剛撮影
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 任天堂の歴代製品を展示する「ニンテンドーミュージアム」(京都府宇治市)が10月2日にオープンする。開館に先立つ25日に報道陣に公開され、ファミリーコンピュータやゲームボーイなど歴代の家庭用ゲーム機が並んだ展示室や、ゲーム機などをモチーフにした体験コーナーをお披露目した。

 ミュージアムは宇治小倉工場として利用していた場所で、敷地面積は1万平方メートル。3棟の展示棟で構成されている。

 歴代製品を紹介する展示室は、1889年の創業時から販売する花札やボードゲームなどのおもちゃ、最新のニンテンドースイッチまで家庭用ゲーム機本体とソフトを並べた。ドンキーコングのアーケード版や、ゲーム機の試作機など現在では目にすることの難しい製品も置かれている。

「ビッグコントローラー」のコーナーにはファミコンの巨大コントローラーも=京都府宇治市で2024年9月25日、西村剛撮影
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 過去の製品を題材にした8種類の体験コーナーも設置した。ファミコンなどの巨大コントローラーを2人で動かしてゲームを楽しむ「ビッグコントローラー」、大型スクリーンで射的を楽しむ「ザッパー&スコープSP」などの家庭用ゲーム機を題材にしたコーナーのほか、スマートフォンをかざして歩きながら札をとる百人一首などのおもちゃを題材にしたコーナーも設けた。

 施設内には、ミュージアム限定グッズを販売するショップやカフェ、花札を自分で製作できるワークショップもある。

 ゲームキャラクター「マリオ」の生みの親として知られる任天堂の宮本茂代表取締役フェローは「自分の思い入れがある製品を見てもらいたい。いろんな体験をして、面白さをわかりやすく伝えるのが上手な会社だと思ってもらえれば」と話した。

 入場は事前予約制で、料金は大人(18歳以上)3300円、中高生2200円、小学生1100円。開館は午前10時~午後6時で、毎週金火曜休館。25日時点で予約可能な11月末までの事前予約チケットは完売している。1日あたり1500~2000人の来場を見込むという。【妹尾直道】

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