主に子どもの間で流行する手足口病の全国での患者報告数が4週連続で増加し、36の都道府県で警報レベルを上回っています。
国立感染症研究所によりますと、今月15日までの1週間で全国およそ3000の医療機関から報告された手足口病の患者数は2万5143人でした。
1医療機関あたりでは「8.03人」となり、前の週の「7.17人」からおよそ12%増加しました。
4週連続で増加していて、同じ時期では過去10年で最も多く、全国36の都道府県で警報レベルの「5人」を上回っています。
富山県の「21.41人」が最も多く、次いで宮城県が「15.27人」でした。
毎年、夏場を中心に感染が広がる傾向があり、今年も7月をピークに一時は減少していましたが、先月から再び増加に転じています。
厚生労働省は、しっかりとした手洗いやタオルの共用を避けるなどの感染対策を呼び掛けています。
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