鉄道の車輪に車軸を取り付ける作業の際に検査結果の数値が書き換えられていた問題で、「京王電鉄」の本社に国土交通省が24日午後、立ち入り検査に入りました。

 京王電鉄では車輪に車軸を取り付ける「輪軸」の組み立て作業をグループ会社に委託していて、2016年以降、基準値を上回ったり下回ったりした場合に検査結果の数値を書き換えていたということです。

 書き換えは親会社の京王電鉄を含む全国31社で行われ、輪軸約1万本のうち合わせて1786本に上るとしています。

 このうち京王電鉄では基準値を上回ったのが9本、下回ったのが928本ありました。

 鉄道各社がデータを書き換えた問題を巡っては、国土交通省はこれまでにも安全管理体制などを確認するために京王電鉄のグループ会社のほか、「JR貨物」や「JR東日本」「東京メトロ」の本社などにも立ち入り検査に入っています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。