JR東日本は車輪に車軸を取り付ける作業の際に、9年間にわたって検査結果を書き換えていたことを明らかにしました。
JR東日本によりますと、2008年から9年の間、車輪に車軸を取り付ける「輪軸」の組み立て作業で基準値の範囲内に収まるように検査結果を書き換えていました。
この書き換えは約1187本で行われたということです。
また、JR東日本が保有する在来線の輪軸約4万4400本のうち、76本が基準値を下回っていた輪軸として現在も残っているということです。
この輪軸は京浜東北線や中央線などの首都圏を走る在来線で使用されていましたが、安全性に問題はないとしています。
JR東日本は76本の輪軸について今年度中にすべてを交換するとしたうえで、「適切な車両のメンテナンスに一層、努めます」とコメントしています。
これを受け、国土交通省は24日にも安全管理体制などを確認するためにJR東日本に立ち入り検査をするということです。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。