気象庁は、7月の観測に続き変色水域が確認されたとして、伊豆諸島の須美寿島に噴火警報を発表しました。

 気象庁によりますと、18日海上保安庁が上空から行った観測で、伊豆諸島・須美寿島の北岸から北西におよそ1800メートルにかけて変色水域が確認されました。

 7月の観測でも島の東岸からおよそ300メートルにわたり変色水域が確認されていて、今回の観測で7月に続けて変色が確認され水域も広がっていることから、気象庁は19日午前11時に須美寿島に噴火警報を出しました。

 島周辺での海底噴火や海底噴火に伴う軽石などの浮遊物に警戒するよう呼び掛けています。

 須美寿島に噴火警報が出されるのは、観測開始以来初めてということです。

 また、海上保安庁も周辺海域に航行警報を出して、付近を航行する船舶などに注意を呼び掛けています。

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