警察庁が重要指名手配に指定したことを受け、大分県警が新たに作製したポスター=大分県警提供

 大分県別府市で2022年6月、バイクに車で追突し、男子大学生2人を死傷させ逃走したとして、県警が道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で指名手配している八田與一容疑者(28)=日出町=について、警察庁は重要指名手配の指定継続を決めた。決定は6日付。重要指名手配は年ごとに選ばれ、23年9月に同法違反容疑として初めて指定されたが、逮捕に至っていないことから継続となった。

 また、同庁は有力情報の提供者に最大300万円の捜査特別報奨金を支払う対象事件に指定していたが、10月末に期限を迎えるため、1年間延長する。

 事件は22年6月29日午後7時45分ごろ、別府市の県道交差点で発生。軽自動車が信号待ちしていた2台のバイクに追突し、乗っていた当時19歳の男子大学生が死亡、別の男子大学生(22)も軽傷を負った。

 県警は重要指名手配指定から1年を迎えたことを受け、「一刻も早い容疑者の身柄確保と事件の真相解明に全力で取り組んでいく」と話した。情報提供は別府署(0977・21・2131)。【山口泰輝】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。