沖縄でおなじみの家庭料理や行事料理を、もっとおいしく作りたい! 琉球料理を長年教えてきた松本料理学院(那覇市)の講師の皆さんに、自宅でおいしく作るための基本のレシピと押さえておきたいコツあれこれ(ありんくりん)を教えてもらいます。沖縄食材や調理方法の解説もあわせてチェックしてみて! 

 サラサラとした沖縄のおからに野菜がたっぷり入った「ウカラ(おから)イリチー」を紹介します。食物繊維が豊富なので、脂分や塩分の多い料理と組み合わせると不要な脂分・塩分の排出を助けてくれます。(松本料理学院講師・名嘉裕子)

ウカライリチー

 

【材料(5人分)調理目安時間約25分】
おから(うの花)…150g
豚三枚肉(ゆで)…80g
サラダ油 …大さじ1
もやし(正味)…100g
シイタケまたはキクラゲ…2枚
モーアーサ(ねんじゅも)…(乾)5g
ニンジン(3センチ千切り)…50g
豚だし…1カップ
塩…小さじ1
カステラカマボコ(3センチ千切り)…50g
しょうゆ…少々
わけぎ(3センチの長さに切る)…適量

【作り方】

1 おからは蒸す。または乾炒(からい)りして=写真=特有の豆臭さを取っておく(丁寧にするなら粗めの裏ごし器でこしておく)。

 

2 豚三枚肉は、細めの千切りにする。

3 もやしはひげ根の部分を摘み取り、洗って水気を切っておく。

4 シイタケ(またはキクラゲ)は、水に戻して3センチの長さの千切りにする。

5 モーアーサも水に戻し=写真、わらや砂を取り除いてきれいに洗い、布巾で包んで絞る。

 

6 鍋にサラダ油を熱し、豚三枚肉を炒め、もやし、ニンジン、シイタケ、モーアーサ(またはキクラゲ)を炒める=写真。 

 

7 6におからを入れ、だしを数回に分けて加えながら炒め、塩で味を調える。

8 7にカマボコを入れ、鍋肌からしょうゆを加えて香りを付け、最後にわけぎを加えて仕上げる。

※水に戻したひじきも合うのでおすすめ。

料理を作ってくれたのはこちら

 

 「松本料理学院」は、1969年に那 覇市に開校した、沖縄伝統の琉球料理が学べる料理学院です。学院長は松本嘉代子先生。「食は命の薬(ヌチグスイ)」との考えが息づく伝統的な琉球料理のレシピと味覚の伝承に、長年力を注いでいます。料理教室は、松本先生らが講師を務める「琉球料理科」、家庭料理が学べる「食のいろは科」、来客向け料理をつくる「おもてなし科」の三つ。遠方の方も参加できるオンラインワークショップも準備中です。

 隣接するカフェ「琉球styleまつもと」では朝ごはんとランチで、琉球料理や沖縄の旬の食材を使った日替わりメニューが味わえます。

【問い合わせ】

松本料理学院
沖縄県那 覇市泉崎1-9-13 電話=098-861-0763

琉球styleまつもと
電話=098-917-2841

ホームページ
https://matsumoto-ryorigakuin.okinawa/

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